天狸帝
ようやくフリードリヒ・デア・グローセ(以下FDG)の完成が現実味を帯びてきたので演習に投入。
コンセプトは前回の天狸モナークと同じで、狸の対角線上の敵主力を即落ち、数の優位の確保、そのまま圧殺することを目的とする。
FDGを採用することの具体的なメリットとしては
①圧倒的なステータス
②安定性のある特殊弾幕
③正面の敵艦撃滅後の火力貢献度
の3つ。
まず①のステータスですが、モナークとFDGの性能は以下の通り。
モナーク FDG (共にLV120、好感度200、開発レベル30)
耐久 8418 10445
装填 178 166
火力 447 474
回避 37 28
対空 243 255
運 15 0
主砲補正 145% 160%
副砲補正 210% 220%
対空補正 110% 100%
耐久は単純な数値だとFDGの圧勝だが、モナークはスキルによる15%回復があり、FDGは耐久の低下に伴い被ダメ減のスキルが入るため総合的に見ればFDGの方が硬いといえると思う。計算したわけじゃないからね。
火力に関してはFDGはそもそも狸すらも超えて2019/12時点で最大の値を持つので当然の圧勝だが、FDGのおかしいところは主砲装備補正が160%とぶっ飛んでいること。同じく主砲補正が高水準な艦としてはジャン・バール(160%)、ガスコーニュ(180%)、及びそのμ兵装(170%)、ジョージア(165%)、ダンケルク(170%)が挙げられるが、これらは全て主砲砲座が2止まりで、手数の少なさを装備補正による単発火力で補ってる形であった。一方のFDGは砲座が3にも関わらず、ジャン・バールと全く同じ装備補正を持っているので、手数を落とさず砲座2クラスの火力を撃てるという火力バカである。
装填はモナークが勝り、スキルによる装填値上昇もあるが、FDG側も奇数回砲撃時には装填50%upとかいう謎スキルを持ち合わせているので、演習の戦闘時間も考慮すると大差が付くほどではないだろう。
対空に関しては数値ではFDGが僅かに勝り、補正ではモナークが勝るといったところ。空襲の被ダメはFDGの方が少なく、敵機に対する与ダメはモナークの方が多いという感じだが、この程度の数値差では焼け石に水、団栗の背比べであろう。ディエゴくらいぶっ飛んでいないと演習の航空機は固すぎて落とせない。運も知らん。どうせ来年には竜骨編纂くるでしょ(投げやり)。
次に演習戦艦の華型、特殊弾幕であるがこれは両者ともに非常に強力。
モナークの弾幕は周知ということで割愛して、FDGの弾幕であるが榴弾の投射弾を2×2で正面に、おまけでBigSevenのような針弾幕を放つというもの。針弾幕の威力は演習だとおまけレベルかつ主力まで届かないが、投射弾部分は、榴弾なので燃える、4発撃つ、高威力と雑に強い。投射弾幕なのに正面にしか飛ばないのが残念だが、FDGは素の火力が怪物なので正面撃滅後も火力減しにくいのがセールスポイント。正面以外にも飛んでいく天城がおかしいんだ!
威力面では両者とも強烈であるが差が付くのが発動率。モナークは発砲時70%で発動であるが、FDGは被弾or敵が一定距離内に侵入で確定発動(クールタイム15秒)する。被弾はともかく、この一定距離内というのが肝で、演習だと敵前衛の開始位置すらもその一定距離内に含まれる。つまり15秒おきに敵前衛が全滅するまで弾幕を放つということになり、実質的に時限系の弾幕とみなせる。正面に撃つ時限系弾幕でメジャーなのはワシントン(20秒毎70%発動)、アラバマ(20秒毎75%発動)、KGV(24秒毎70%発動)なので、15秒毎100%発動という破格さ。敵前衛が全滅以降は発動機会が減るが、編成的に狸がいるためその時点でFDGの正面が浮いてる可能性はほぼ無いといえよう。BigSeven桜で敵前衛を迅速に消し飛ばす天帝門だと起こりうる問題かもしれない。いざというときにスカる70%のモナークよりも100%発動するFDGが安定性で勝る。
最後に正面撃滅後の火力貢献であるが、ダメージの大半が弾幕依存に陥りやすいモナークに対し、FDGは主砲補正160%、スキルによる「火力10~20%up」と「与ダメ20%バフ」or「クリティカル率20%up+クリティカル威力50%up」という素殴り力が売り。ただしモナークは狸のターゲット固定の恩恵を受けられるため、敵前衛が健在のときはFDGより安定しうる。主砲補正も145%とFDGが高すぎるだけで砲座3戦艦の中ではトップクラスの数値である。敵前衛健在時のFDGは針弾幕による地味な前衛削りをしていたりするが。
というわけで長々とFDGの売り込みをしたので編成紹介。
天城
2期開発装備に切り替えたくらいで大きな変更点は無し。前回の天狸モナークもそうだが、天城を旗艦に置ける=オールドレディを対角線の天城にシュゥゥゥーッ!!超!エキサイティン!!されないのがこの編成の強みの一つ。
ウォースパイト改
天城と同じく2期開発装備に切り替えたくらいで大きな変更なし。虹主砲は強い。金舵はただの趣味だが、低命中の対戦艦で有利になる。
FDG
開発レベル29の進歩26/60。砲座2主砲補正145%だが既に狸に肉薄するレベル。金舵持、火器管制レーダーなど試したい設備多し。副砲はまだ生産が追い付いていない。虹主砲も欲しい。
ジュノー
アイリス砲持たせたくらいしか変化なし。バルジを缶にしていいかもしれないが、長門一航戦相手の時にたまに事故るので怖くて外せない。
唯一のミコン艦で装備も適当。天城の重桜4隻の縛りも達成できる編成ではないため、この枠はシアトル、ネプチューンでいいかもしれない。
吾妻
しれっといるもう一人のDR。開発レベル25の24/30くらい。専用主砲の敵前衛炎上が結構シャレにならないのと戦艦クラスの耐久力が売り。VH装甲鋼板は重装甲化による魚雷、空襲ダメージの増加で体感落ちやすくなったので不採用。FDGと違って開発レベル25で演習において求められる性能が完成するのがベネ。
編成の使用感だが、現状トップメタの天龍門にも問題なく勝てるので現在の攻め編成の完成系の一つといえそうではある。防衛編成にFDGや吾妻がまだ普及していないので、特に最強と名高い天帝門+吾妻がメジャーになった場合はどうなるかなといった感じ。